こんにちは!
ピラティス&コンディショニング BeX代表の米川です😊
私はこれまで、整形外科クリニックで勤務してきて、多くの患者様が症状の改善を目指して手術を選択する場面に立ち会ってきました。
確かに手術で症状が大きく改善するケースはありますが、期待したほどの効果が得られない方がいるのも事実です。このような結果に落胆される患者様を目にすると、手術を選ぶ際にもっと慎重な判断が必要だと感じます。
-手術を選択する際に考慮すべきポイント-
手術は決して悪い選択ではありませんが、適切な判断が求められます。
以下のポイントを確認し、手術の必要性を冷静に考えることが重要です。
・画像所見(レントゲンやMRIなど)で明確な構造的異常があるか?
骨や筋肉に明らかな損傷や異常が見られるかを確認します。
・画像所見と実際の症状は一致しているか?
画像だけでなく、身体の痛みや不調が画像診断と一致するかが大切です。
・日常生活に深刻な支障が出ているか?
症状が日常生活にどの程度影響を与えているかを評価します。
手術が必要なレベルの制限があるかどうかが鍵です。
これらのポイントが満たされていない場合、手術の結果に満足できないことが多々あります。
-手術前にできることを最大限行うことが大切-
また、手術を検討する前に、以下の治療や工夫を十分に試しているか確認しましょう。
・理学療法(運動療法など)を十分に行ったか?
構造的な問題がある場合でも、適切な理学療法で症状を改善できる可能性があります。
特に、正しい体の動かし方や筋力強化は、手術を避ける手段の一つです。
・物理的なサポートや体の使い方の工夫をしたか?
痛みを軽減するためのサポートアイテムや、負担を軽減する生活の工夫が有効です。
これらの方法を試しても症状が改善しない場合は、手術を検討する価値があるかもしれません。とはいえ、緊急を要するケースや明らかに手術が必要な場合は、迷わず専門医の判断に従うべきです。
-手術のリスクと効果をしっかり理解しよう-
手術には、効果だけでなくリスクも伴います。医学的に手術後の再発や合併症の可能性があることも頭に入れておく必要があります。
例えば、腰椎椎間板ヘルニアの手術後、約20%の患者が再発するとの研究結果もあります。手術を行う前に、リスクとメリットを十分に理解し、納得のいく判断をしましょう。
もし手術を検討している方は、これらのポイントを再確認してみてください。
思わぬ改善策が見つかるかもしれません!
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